はじめに
Liferay DXP 2026Q1から、AIを活用したセマンティック検索(Semantic Search)が利用できるようになりました。
もう少し前から機能はありましたが、ベータ版でした
これまでの全文検索では、検索キーワードとコンテンツに含まれる単語が一致していないとヒットしないケースが多くありました。とゆーか、全文検索ってそういうものでした。
例えば、
- 「休みを取りたい」で検索しても「有給休暇申請」が見つからない
- 「引っ越し」で検索しても「住所変更手続き」がヒットしない
といった具合です。類義語を設定したりして対応もできなくもないですがあまり効果的ではないです。
セマンティック検索だと、こういう言葉は違っても意味が近いコンテンツを検索できるようになります。
とゆー訳で今回はLiferay DXP 2026Q1で公開されたセマンティック検索を紹介していきたいと思います。
セマンティック検索とは
簡単にいうと、「単語」ではなく「意味」で検索する仕組みです。
例えば、次のようなコンテンツが登録されていたとします。
「有給休暇申請方法」
ここで
「休みを取りたい」
と検索した場合、従来の全文検索では「休み」という単語が含まれていないためヒットしない可能性があります。
一方、セマンティック検索だと
「有給休暇」と「休み」は意味が近い
とAIが判断するため、検索結果として表示されます。
もちろん万能ではありませんが、FAQや社内ナレッジのような自然言語の検索では非常に効果が期待できます。
どうやって意味を判断しているの?
セマンティック検索では、文章をそのまま比較しているわけではありません。
コンテンツをEmbeddingと呼ばれるベクトルデータに変換し、そのベクトル同士の距離を比較しています。
イメージするとこんな流れです。

このEmbeddingの生成には、OpenAIやAzure OpenAIなどのAIモデルが利用されてます。
Liferayではどのように動くの?
Liferayでは、従来の全文検索がなくなるわけではありません。
というより、デフォルトのセマンティック検索はキーワード検索結果の上位N件に対してベクトルで並び順の再評価を行うものです。
あれ?なんか思ってたのと違う・・・。
安心してください。デフォルトのセマンティック検索がハイブリッド型(つーか、あんまり意味ない)セマンティック検索になっていますが、検索ブループリントの設定で完全なセマンティック検索にすることが可能です。
完全なセマンティック検索の利用方法についてはまた次回以降で説明します。
おわりに
以上、Liferayのセマンティック検索でした。
おそらくほとんどの人がセマンティック検索を有効にして胸躍らせながら検索を試すと、
「え!?あれ!?」ってなると思います。
そんなことにならない様に次回は完全なセマンティック検索を実施する為の設定について記述します!
まつもとでした!







