元々、顧客社内には社外ユーザー向けのポータル共通基盤が存在せず、事業部ごとにばらばらにサイトを構築・運営していたため、運用面でのコストやリソースの改善が見込まれる状態であった。

Javaベースのアーキテクチャであり、外部システムとの親和性が高く、SSO等の各種連携機能の提供、直感的なユーザビリティ、わかりやすいGUI、基本パーツが揃っているため短期間での開発が可能なライフレイ製品を利用することが決定された。

はじめてのLiferay利用であったため、オキシゲンデザイン社より「Liferayの概念や使い方、カスタマイズ方法」に関するトレーニングを受講。さらに開発時には「要件実現方式の支援」や「Q&A支援」としてもオキシゲンデザイン社に継続して参画してもらったため不安なくプロジェクトを進めることができた。

オキシゲンデザイン社のコンサルは、QAやメール対応を含め説明が丁寧かつ的確であった。また自分たちだけでは気づかなかったであろう問題点を事前に指摘してくれる、実装時にはサンプルコードを提供してもらうなどの協力をしてもらうことで、要件定義4ヶ月、構築7ヶ月という期間のプロジェクトであったが遅延なくプロジェクトを遂行することができた。

サービスインをしたばかりだが、新システムのユーザビリティ、データの一元管理や分析、顧客に合わせて情報を効率的に表示するパーソナライズ機能などにより、利用の引き合いが増えることを期待しており、今後の「社外向けポータル共通基盤」上にさらなる部品開発を実施していく予定。

構築期間

約7ヶ月